el.

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Projects
プロジェクト

“el” では、多様性に富んだ個々の能力 / 経験を “element” として顕在させ、ワークフィールドで求められる能力 / 経験を集積し、それぞれの働き方をオーダーメイドするかのように人材と現場を情報技術を用いて呼応させていくAI基盤、テクノロジー環境の創造を目指します。

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今後、人口減少に伴い個人への労働負荷が益々高まる中で、柔軟な働き方を切望していく現役世代の成長機会の拡大と、多様な人材の社会参加の機会拡大を相補的に設計していくことが必要と考えています。
対象となる人材領域と仕事領域を定め、専門のキャリアコンサルタントの暗黙知の集積を開始し、集積されたデータを基に個人のスキルセットと仕事に要するスキルセットの可視化及びマッチング手法の検証に取り組みます。具体的には、次の三つの要素技術の研究開発を展開します。

  1. 人材の持つスキルを抽出するインタフェース(人材スキルの抽出)
    人材の個性にまで踏み込んだスキル抽出を行うインタフェースの研究開発に取り組みます。評価軸の候補として、人材の経験・知識・パーソナリティ・求めるライフスタイル・ 興味関心などを抽出するQ&Aセットを設計します。人材から得られる回答に応じて自動生成し、当該人材を表すデータセットを収集します。質問・面接等の対話分析に加え、人材の実際の行動評価も考慮します。
  2. 仕事に必要とされるスキルセットに因数分解するAI(仕事スキルの因数分解)
    社会的適用効果の観点から本研究開発のパイロットスタディを展開する職域の候補を絞り込みます。該当する職域の求人データベースを題材に、協力研究機関であるリクルートグループと連携し、キャリアコンサルタントが想起する、求人内容が求める人材スキルセットを集積する人材検索ツールを設計します。
  3. 仕事への適合度に応じた人材支援技術(人材支援技術)
    人材と仕事との適合度を可視化・マッチング評価した結果を踏まえて、人材への適切 なフィードバックを行うことでキャリア形成を支援する技術を扱います。仕事から要求されるスキルセットとのギャップを埋める手法として、下記三つのサブテーマに取り組みます。
    • (3-A) 個人の特性に応じたスキル獲得プログラムの提供 ( スキル獲得支援技術設計 )
    • (3-B) 就労現場での知的活動を支援するインタフェース技術 ( テレワークインタフェース設計 )
    • (3-C) 他の人材のスキルと AI を融合した知的活動を補完するインタフェース技術 ( スキル補完マッチング設計 )
Research Field
リサーチ・フィールド
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